ステロイド製剤（リンデロンたち）リンデロンって結局いくつあるの？

リンデロンたち

リンデロンＤＰ⇒ベタメタゾンジプロピオン酸エステル

リンデロンＶ⇒ベタメタゾン吉草酸エステル

リンデロンVG⇒ベタメタゾン吉草酸エステル+ゲンタマイシン

リンデロンＡ⇒ベタメタゾン酢酸エステル

リンデロン⇒ベタメタゾンリン酸エステル

リンデロンは一般名ベタメタゾンにつけられた商品名（塩野義製薬）で上記の5種類があります。

リンデロンたちの効果

リンデロンＤＰ　⇒　classⅡ

 リンデロンＶ　⇒　classⅢ

 リンデロンＡ　⇒　classⅤ 

リンデロン　⇒　classⅤ

リデンロンたちの効果はエステルの種類を変えるだけで大きく変化しました。

（リンデロンVGは配合剤なので除外しました）

製剤たち

リンデロンDP　　　リンデロンDPゾル/リンデロンDP軟膏/リンデロンDPクリーム

リンデロンV　　　リンデロンVローション/ロンデロンV軟膏/リンデロンVクリーム

リンデロンVG　　　リンデロンVGローション/リンデロンVG軟膏/リンデロンVGクリーム　

リンデロンA　　　　点眼・点鼻用リンデロンA液/眼・耳科用リンデロンA軟膏

リンデロン　　　　リンデロン坐剤0.5mg/リンデロン坐剤1.0mg

　　　　　　　　　リンデロン点眼・点耳・点鼻0.1%/リンデロン点眼液0.01％

　　　　　　　　　リンデロン錠0.5mg/リンデロン散0.1%/リンデロンシロップ0.01%

　　　　　　　　　リンデロン懸濁注/リンデロン注20mg（0.4%)/リンデロン注20mg（2%)/

　　　　　　　　　リンデロン注100mg（2%)/　リンデロン注2mg（0.4%)/リンデロン注

　　　　　　　　　4mg（0.4%)

製剤に関しては、リンデロンDP、リンデロンV、リンデロンンVGは軟膏、クリーム、ローション剤の３種類（リンデロンDPはローション⇒ゾル）

リンデロンAは眼科と耳鼻科用の液剤と軟膏剤の計２種類

リンデロンは特に製剤の種類が多く全１３種類でした。

最後に

塩野義製薬はベタメタゾンの各種誘導体をすべてリンデロンという商品名を使って発売しています。

古い薬ですが、ステロイド製剤と言えばまっ先にリンデロンという商品名を思い浮かべる方が多いと思うほどリンデロンの名前は有名になりました。

DPやＶやＶＧなど語尾を変えるだけで効果まで変わるので覚えにくいですが整理するとわかりやすく、また骨格が同じなので、副作用なども推定しやすく使いやすい薬です。