1日1回の薬って? (徐放性製剤の解説)
もっとも飲み忘れの少ない製剤は1日1回の薬。 (日本医師会調べ)
1日3回の場合、仕事をしている人は昼食後の薬は飲み忘れる確率が最も高い。
前回説明したように、体内に入った薬はゆっくりと分解して無毒化されるわけで1日1回~3回となる。
1日4回という薬もある。
しかし、製剤的工夫によって1日1回に改良することが可能である。
上が普通の錠剤、下が徐放性の錠剤を服用した時のイメージである。
もし全く壊れない錠剤を飲むと24時間で消化管内を通過して便とともに体外に排泄される。
もちろん、錠剤に限ったことではなく人の体は24時間で食物を消化吸収して排泄されるようにできている。
毎日の快便は健康な証拠(^◇^)
つまり、ゆっくり壊れる錠剤を作れば、24時間ゆっくりと有効成分を消化管内で出し続け、1日1回投与の錠剤となる。
ゆっくり壊れる錠剤は血液中に薬が急速に入ることがないため、副作用の発現頻度が低くなる薬もある。
最後に
1日1回の飲み薬は飲み忘れが少ない!
という一言で締めくくりたい!
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