顆粒剤とドライシロップ剤って何が違う?

子供が病院へ行ってもらう顆粒剤の多くはドライシロップ剤と呼ばれます。



顆粒剤

すべての年齢の人が対象の製剤⇒甘味は抑える

他の顆粒剤や錠剤と混ぜて使われる可能性が高い⇒ 一包化特性❶を重視


❶一包化とは、下に示したような分包機を用いて錠剤や粉薬を薬局で1回分ずつ袋詰めする作業。

透明な袋に1回分ずつ入れることで一度に多くの製剤を服用する老人などが飲み忘れにくいように行う。

製薬会社は一包化作業がスムーズにおこなえるように、粉末の飛散防止や煙霧性(作業者が粉末を吸引してしまう)などを実際の分包機を用いて粉末設計を行う(一包化特性)。



ドライシロップ剤

子供用の製剤⇒甘味強め

溶かして飲んでもよい⇒懸濁安定化剤を添加


子供用製剤としては液剤が代表的です。


しかし、薬は水に溶けると不安定になってしまいます。

ドライシロップ剤は安定性の良い薬を作れます。


ドライシロップ剤は溶かして使っても甘く飲みやすく、またそのまま飲んでもおいしいように工夫します。


さらに溶かして使った時に懸濁状態が長く続くように工夫しています。 


そのまま飲むことを嫌がるお子さんにはぜひ水に溶かして飲ませてみてください

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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