とうもろこしのひげ茶  韓国で人気のダイエットハーブ 薬剤師が解説


植物

イネ科の1年生植物で

世界3大穀物の一つ

(イネ、小麦、トウモロコシ)


アフリカ大陸原産で

コロンブスにより

ヨーロッパに持ち帰られました。


花には特長があり

雄と雌があり一つの株に

雄花と雌花を咲かせます


とうもろこしのひげ

の正体は

とうもろこしのめしべです


花は一般的な花とは異なり

華やかさはないのですが

花言葉は


『財宝』

『豊富』

『洗練』

などその実に期待しているような

花言葉がつけられています




歴史


ヨーロッパに持ち帰られた

トウモロコシはヨーロッパ南部や

トルコで栽培されました。


大航海時代の植民地の

増加とそれに伴う富の蓄積

その結果としての人口増加


そして食糧危機を救ったのが

貧困層の食料とされた

トウモロコシでした。


日本には16世紀

ポルトガル人により長崎に

もたらされたと記録されており


江戸時代阿蘇山ろくや富士山麓

などで栽培され主に加工食品

に混ぜて用いられました。


さて、現代韓国で人気の

とうもろこしのひげ茶ですが


とうもろこしのひげは

中国では『南蛮毛』

ヨーロッパでは『コーンシルク』

などと呼ばれ古くから

生薬として用いられてきました


成分


さて、とうもろこしの

ひげ茶ですが

利尿作用を持ち


デトックスのみではなく

泌尿器系の病気に

効果があるとされ


膀胱炎や前立腺炎、尿道炎

の薬として

使われてきました。


含まれている成分は

カリウム

アラントイン

フラボノイド

フィトステロール

などです。



ダイエット


もともと韓国ではとうもろこし

の実を原料にした『コーン茶』は

ポピュラーな飲み物で


日本の麦茶のように

夏に水のように

飲まれていました。


含まれているカリウムは

スイカの約50倍


むくみとりの効果は

絶大と言われています。


フラボノイドが食物の消化、

吸収を緩やかにし

血糖値の急上昇を抑える

といわれており


またフィトステロールは

コレステロール値を下げる

働きを持ちます。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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