オレンジピール(オレンジの皮) 欧米で大ヒットの美容ダイエット!
すでにオレンジピールのハーブティーについては一度解説しました。
ダイエット
エフェドリンを含む『エフェドラ』に代表されるダイエットサプリにFDA(アメリカ食品医薬品局)が2005年に使用制限をかけ、近年ドイツをはじめ多くの国で使用禁止となりました。
その代わりとしてネット広告ではオレンジピールがもてはやされています。
漢方薬にはエフェドリンの原料となる麻黄を少量含む陳皮(みかんの皮)があり、薬として古くから使われています。
そこで科学的根拠のあるものなのかどうかを調べてみました。
済州大学医学部(韓国)のS.Kangたちは
温州ミカンの皮の肥満への効果を調べました。
18歳ー75歳(平均53.8歳)までのBMIが23を超える118人に温州ミカンの皮ペレット(CUPP)を一日4回摂取させ(4週間)変化を観察しました。
その結果1.03Kgの体重減少、BMIの有意な減少、コレステロールやトリグリセリド値の減少も観察されました。
彼らは少数の臨床試験結果なので大規模な追加試験が必要と結論づけています。
S.Kang et.al Evidence-Based Comple. and Alt Medicine vol. 2018 pp 1-6 2018
その他、多くの論文がありましたが人での有意差の報告はありませんでした。
しかし、
オレンジ、切ない恋の象徴
さて、オレンジ色ですがなぜか切ない恋を象徴する色のようです。
映画『オレンジ』では10年後の自分から届いた手紙に書かれた内容に従って
1年後に死亡する転校生翔(かける)の運命を変えるためがんばる菜穂の切ない恋物語が描かれています。
中国では紀元前5世紀ころ貧しい薪売りの娘として生まれた美女が越王・勾践(こうせん)に見いだされました。
彼女は川で洗濯中に見いだされたため『沈魚美人』と名付けられ、戦に敗れた復讐のため傾城の美女に磨きをかけ呉王・夫差(ふさ)にさし出されました。
純真無垢な美しい娘の虜となり、呉王は政治をおろそかにし越の国に滅ぼされてしまいます。
呉王を好きな彼女は夕陽にたとえられ、オレンジ色で表現されます。
まだ、まだあるのですが。。。。。。。。。
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