ダンデライオン(タンポポ) 不死鳥の如く何度も再認識されるハーブ


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ダンデライオンって?


【学 名】  T. officinale(セイヨウタンポポ)

【分 類】  キク科・タラクサクム属 

【種 類】  多年草

【原産地】  ヨーロッパ 

【薬用部位】 全草 

 【利用】 ハーブティー、漢方薬、食用

(タンポポ Wikipedeia参照)



古くは 

インドのアーユルヴェーダやアラビアのユニナ医学では、肝臓や胆のうの不調、リウマチなどの体質改善に用いられており、北米の先住民イロコイ族は腎臓病や水腫、皮膚病に用いてきました。



日本では

西洋タンポポの根は生薬として、食欲増進、胆汁分泌の促進、便秘の解消や、母乳分泌の促進などで用いられてきました。

(西洋タンポポ わかさの秘密参照)


生薬『蒲公英(ホコウエイ)』は全草を乾燥したもので、漢方処方としては、江戸時代の漢方書『 方輿輗(ホウヨゲイ) 』に記載されています。

(武田薬報web参照)







むくみの特効薬として!

◎むくみを予防・改善する効果

◎食欲増進効果

◎便秘を解消する効果

◎母乳の分泌を促進する効果

◎リラックス効果

(西洋タンポポ わかさの秘密参照)



肺炎の治療にも!

中華薬科大学(中国)のChunhua Ma等は、マウスを用いて、生理食塩水投与群(Control群)、LPS(リポポリサッカライド)投与群、LPS+ダンデライオン水抽出液投与群の炎症の程度の比較を行いました。 


スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)活性ミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性はそれぞれSODキット、MPOキットで測定、またTNF-αやIL-1βなどの炎症メディエータ活性はEIAで測定しました。

(酵素免疫測定法 EIA、ELISA  臨床検査振興協議会HP参照)


その結果、マウスのLPS誘発炎症性肺炎に対してダンデライオン水抽出液が保護効果を持っていることを示しています。

(Chunhua Ma et.al. J Ethnopharmacol . 2015 Jun 20;168:349-55)

肺炎の治療効果が報告されています。



消化管機能を整えます。

むくみとり効果は水分の排泄がうまくいっていない方のダイエットに寄与するとともに、デトックスの働きも持ちます。


便秘の解消は、消化管機能改善効果を意味し内臓機能を強化し基礎代謝の改善に寄与します。


また、便秘によるストレスも軽減し、リラックス効果と合わせてダイエットを阻害する要因を減少させます。



体重抑制効果が!!

順天大学校(韓国)のAe-Sim Cho 等は高脂肪食誘発肥満マウスにタンポポに含まれるクロロゲン酸を投与して抗肥満効果を調べました。


クロロゲン酸投与群は対照群と比較して、体重、内臓脂肪量、血漿レプチンおよびインスリン濃度を有意に低下させました。


またトリグリセリド(血漿、肝臓、心臓)、コレステロール(血漿、脂肪組織、心臓)の濃度の低下も認められました。


クロロゲン酸投与群には血漿中アディポネクチン濃度の有意な増加が認められ肥満改善効果との関係について考察しています。

(Ae-Sim Cho et.al. Food Chem Toxicol . 2010 Mar;48(3):937-43)


体重の減少効果が報告されています。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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