桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう) お腹が張って痛む患者さんに【一般薬用】

漢方の古典といわれる中国の医書「傷寒論(ショウカンロン)」に収載されている薬方です。 腹が張って痛み,頻繁に便意をもよおすにもかかわらず排便が困難な症状に効果があります。



効能・効果

しぶり腹,腹痛,下痢,便秘

「しぶり腹」とは,残便感があり,くり返し腹痛を伴う便意を催すものを指します。


副作用

稀に偽アルドステロン症,ミオパチーが起こるので:手足のだるさ、しびれ、ツッパリ感なのでに注意   徐々に脱力感、筋肉痛が強くなる。


製剤

クラシエ桂枝加芍薬湯顆粒


用法・用量

1日3gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する 


 成分・分量 

本品3.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.6gを含有する。 

 シャクヤク  3.0g 

 ケイヒ    2.0g 

 タイソウ   2.0g 

 カンゾウ   1.0g 

 ダイオウ   2.0g 

 ショウキョウ 0.5g   

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

0コメント

  • 1000 / 1000