アンチエイジング(女性編 3)ヒルドイドローション

ヒルドイドは保湿力の非常に高い薬です。


皮膚の水分量を十分に保ち角皮症、皮膚のカサつきを改善します。


さらに、血流改善機能を持ち肌のくすみや血行不良によってできるクマも改善します。


ヒルドイドにはその使い方によって4種の製剤が販売されています

ゲル、ソフト軟膏、ローション、クリームですが

それぞれの用途で使い分けがされています。


しかし、アンチエイジング目的に使用するための製剤ではありません


そこでアンチエイジングにはどの製剤が向いているのか調べて見ました。


すでにゲル製剤は向かない、ソフト軟膏は良いなどについて書いてきました。


今日はローションについてです。


一般にローション剤はゲルや軟膏剤に比べて、粘性(粘り気)が少ないので広範囲に塗りやすい製剤です。

ヒルドイドローションも他の製剤より広範囲に塗るために開発された製剤です。


ヒルドイドローションはローション剤であるにもかかわらず成分中に白色ワセリンやセタノール、還元ラノリン等の油が含まれています。

ヒルドイドの主成分はヘパリン類似物質でムコ多糖なので水によく溶解します。

なので、ローション剤を作るのに油は不要です。


ヒルドイドのジェネリック医薬品であるビーソフテンローションは油分を含んでおらず

そのため、透明な液体ですし塗った箇所がベタベタすることもありません。


一方ヒルドイドには油分が多くモノステアリン酸グリセリンで乳化して水中油型の乳剤性ローションとして作られていますので、白く濁ったミルク様の液体です。

カルボキシビニルポリマーを含んでいるので粘性も高く、塗ったあとにベタベタした感覚が残ります。

なのでヒルドイドローションはローションという名前ですが乳液と考えたほうが良いし使いやすいと思います

どうしても保湿力の高い化粧水として使いたい方はビーソフテンローションの方がよいでしょう。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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