漢方薬(その1)なんで食後じゃないの?

漢方薬にも色々な種類がありますが、美容に効果のある漢方薬もたくさんあります


私の現在の最大の興味は、オプジーボなどのいわゆるバイオ医薬品です。   その対極に位置するのが漢方薬ではないでしょうか?


現在薬には大きな二つのテーマがあります

①アンメットメディカルニース

②クオリティーオブライフの改善


つまり、

①いままで治療法のなかった病気に使う薬

②生活の質の向上に寄与する薬


アンメットニーズ医薬品の代表選手がいわゆるバイオ医薬品

一方生活の質の向上に寄与する

クオリティー オブ ライフの改善

その代表格が漢方薬ではないでしょうか


まず、最初に漢方薬を処方してもらったことのある方はその飲み方が普通のお薬とは異なり食前または食間となっていることに戸惑うのではないかと思われます。


この理由は、漢方薬は食前または食間の方が吸収が良いからというのが大きな理由ですとされています。


しかし、普通のお薬も食前または食間の方が吸収は圧倒的に良いです


その理由は空腹時の胃の中は

1.空の状態で吸収が起こりやすい

2.胃の中のPHが酸性である

この2つの理由によります


薬の多くは塩基性薬物であるため酸性側でよく水に溶解し高い吸収を示します

漢方薬の有効成分の多くはアルカロイド(天然物由来の塩基性有機化合物)で酸性の方が溶けやすく吸収も良いという点では同じです


ではなぜ普通のお薬は食後投与なのか・・・・・・?

最も重要な理由は飲み忘れのないよう、この一点につきます。


ただ漢方薬は、吸収の悪いものが多いため食前または食間の服用となります。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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