漢方薬(その9)加味逍遥散 肝斑(更年期の女性)に。。。
加味逍遙散は
漢方における「血(けつ)」の乱れを戻すことによりホルモンバランスを整えるのに効果があります。
肝斑はシミと間違えられやすいですがシミは紫外線が原因ですが、肝斑は女性ホルモンのバランスの乱れ。 多くはストレスが原因となり発症するとされています。
効果
加味逍遥散は血行を良くし、ホルモンバランスを整えると同時にストレスを和らげリラックスさせることができるお薬です。
内臓も強くし、便秘や食欲不振、更年期障害にも用いられ女性の強い味方の代表的な漢方薬です。
成分
サイコ 3.0g
シャクヤク 3.0g
ソウジュツ 3.0g
トウキ 3.0g
ブクリョウ 3.0g
サンシシ 2.0g
ボタンピ 2.0g
カンゾウ 1.5g
ショウキョウ 1.0g
ハッカ 1.0g
上記10種類の生薬の乾燥エキス4.0gとステアリン酸マグネシウム(粉末の滑りを良くする添加物)と乳糖水和物(顆粒にしやすくする添加物)が合計3.5g入っており。 この7.5gを1日2から3回にわけて服用します。
最後に
さて上記10成分のなか特に有効な成分は???という疑問ですが。
添付文書をみますと
サイコサポニン(サイコの成分)
ペオニフロリン(シャクヤク及びボタンピの成分)
β-オイデスモール(ソウジュツの成分)
ペオノール(ボタンピの成分)
ショウガオール(ショウキョウの成分)
上記5成分の血中濃度測定が行われており、西洋医学的な意味での効果のメカニズムの研究もされています。
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