ステロイド製剤の塗り薬(その1)最も強い作用のデルモベート

デルモベートとは

ステロイドを含む塗り薬ですがその効果は5段階に分類されています。最も効果の強い薬にクロベタゾールプロピオン酸エステルがあります。  


これは一般名でデルモベートの名前で グラクソ、スミスクラインからグリジールまたはマイアロンの名で 佐藤製薬からマハディの名前で わかもと製薬から。 そのまま 一般名のクロベタゾールプロピオン酸エステルの名前でテバ製薬から発売されています。


製剤

デルモベートには軟膏剤、クリーム剤、スカルプローションの3種の製剤が発売されています。


効果

炎症を鎮める強い作用を持ち短時間で皮膚炎を抑え、腫れや赤みを取り痒みや痛みを速やかに和らげます。

ハロゲン系ステロイドの代表選手で、非ハロゲンステロイドに比べて強い効果を示します。

アトピー性皮膚炎や乾癬に用いられます。



最後に

一般にジェネリック薬は一般名で表記するのが最近の傾向ですが、はるか昔に特許が切れてジェネリック薬が発売されている場合、各社それぞれに商品名をつけて商標登録をしていまだに販売しています。


当然ですが、いくら効果の強いステロイドでも症状を緩和するための薬ですので、原因であるアトピー性皮膚炎を治療する効果はありません。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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