ステロイド製剤の塗り薬(その3)非常に効果の強い塗り薬アンテベート

アンテベートとは

ステロイドの外用剤は効果の強さで5段階に分類されており最も効果が強いのはデルモベートでした。


その次に効果の強い薬はアンテベート(ベタメタゾン酪酸プロピオン酸エステル)

です。


アンテベートの名前で鳥居薬品からアンフラベートの名前で佐藤製薬からそのまま一般名で日本ジェネリックから発売されています。



製剤

アンテベートも軟膏剤、クリーム剤、ローション剤が発売されています



効果

デルモベートに次ぐ強い効果を持つステロイド外用剤です。





最後に

ステロイドの外用剤にかけられている濡れ衣について。。。。。。。。。


①ステロイドには依存性があって一度使いはじめるとやめられなくなる?????


これは誤解でストロングクラス以上のステロイドを1ヶ月に300g以上長期間使い続けなければ大丈夫です。

この量はほとんど乱用と言えるほどの量です。


②ステロイド外用剤は使用を突然中止するとリバウンドしてしまう??????

こちらも誤解で痒みや湿疹が治ったので使用を中止すると症状が再発することがありますが、リバウンドではありません。


急性期のアレルギー症状が収まっても慢性化した湿疹は皮膚の中に残っておりそれが再燃しただけです。


よくステロイド依存症やステロイド依存性皮膚などという言葉を使っているサイトを見かけますがステロイド外用剤にそのような専門用語はありません


乱用しない限り大丈夫です


チョコレートでも食べ過ぎると依存症になります


病院で処方してもらう量で医師、薬剤師の指導のもとステロイドを正しく使えば依存症やリバウンドの心配は不要です



しかし、あくまで、ステロイド外用剤は対症療法にすぎません。 原因物質やストレスの軽減等、医師や薬剤師と良く相談し完治を目指しましょう。

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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