医薬品の製造技術についての解説をするよ・・・・

できるだけ簡単に紹介するよ。


まず顆粒の製造だけど、現在は流動層造粒機というものを用いて製造する。(下図参照) 

 


① 乳糖やマンニトールといったいわゆる賦形剤と有効成分を計量して流動層造粒機に入れて下から風を巻き起こして、攪拌する(混合工程)。


② ノズルから、ヒドロキシプロピルセルロースなどの合成の高分子添加剤を水に溶解したものを噴霧します。


このヒドロキシプロピルセルロースは天然のデンプンに置き換わるもので、デンプンより少量で強い接着力を持つ糊である。


③ 噴霧しつつ、下から空気を供給し続けると粉末同志が糊により接着して顆粒となる(造粒工程)


④ 十分に粒を成長させたのち、噴霧を止めて、加熱した空気を下から顆粒に充て顆粒を乾燥させる(乾燥工程)


簡略化したが以上の工程で現在の医薬品の顆粒は作られている。





薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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