PTP包装ってどうやって作るの?

今日は、どうやって作るのかについて簡単に説明する。

日本の病院や薬局ではPTP包装されたものを必要数だけ受け取る(下図参照)。


PTPは(press through package、プレス スルー パッケージ)押して開けるパッケージの略で日本では一般的な呼び方である。


余談になるが、欧米ではブリスター(blister package)と呼ばれることが多くPTPは一般的な呼び方ではない。


つくり方は透明な塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)のシートとアルミニウム箔のシートを熱で張り合わせて作る。


わかりやすいように半自動のPTP包装機(下の写真参照 アルファウエーブ社製)を用いて作るときの説明をする。


① 透明なフィルムに熱を加え錠剤やカプセルを入れる場所(ポケット)を作る


② ポケットに錠剤またはカプセルを入れる(上の写真の状態)


③ 上にアルミのシートをのせて熱で再び圧着する。


④ シートごとの大きさに別に用意したカッターを用いてカットする(上の写真ではカットした後出来上がり品が機械の上に乗っている)


最後に日本では見慣れた包装形態であるが、欧米では瓶や箱のまま薬を渡されることが多く、PTP包装は一般的な形態ではない。

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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