急速に進歩している吸入剤について (その1)

抗体医薬、分子標的薬など従来になかった医薬品の登場が目立ちますが、もう一つ吸入剤の進歩には、目覚ましいものがあります。


以前はときに致死性の病気であった喘息は、吸入剤の進歩により重篤な病気のイメージはほぼ消えたといっても過言ではないでしょう。



これら吸入剤は、抗体医薬にも見られるように特許切れを迎えても、製造方法が難しく、いわゆるジェネリック薬が登場しないものが多い。



私の専門は製剤で、大日本住友製薬に在職中、ステロイドの吸入剤(キュバール™)の開発に携わったことがあります。


今回から、しばらく吸入剤について解説していく予定です。


ちなみにすでに特許が切れているキュバール™も未だにジェネリック薬の販売はされていません。



薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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