泌尿器科の薬(その9) エブランチル™カプセル

本日紹介する薬はエブランチル™カプセルです


有効成分はウラピジルで作用機序はハルナール™錠やユリーフ™錠と同じα1遮断薬です。


エブランチル™カプセルはハルナール™やユリーフ™よりも古い薬で、前立腺への作用の選択性は劣りますが、前立腺のない女性に対しても排尿障害治療薬として使えるα1遮断薬です。


エブランチル™カプセル


【有効成分】 ウラピジル


【製剤】 エブランチル™カプセル15mg    

     エブランチル™カプセル30mg   


【薬価】 エブランチル™カプセル15mg    16.1円/Cap        

     エブランチル™カプセル30mg    29.5円/Cap


【用法、用量】  1回15mg 1日 2回

         最大用量1日 90mg  (排尿障害の場合)


【薬効】  前立腺肥大に伴う排尿障害、神経因性膀胱に伴う排尿困難


【副作用】 肝機能障害が報告されています。


【作用機序】  選択的α1遮断薬


最後に

 エブランチルの場合選択性が他のα1遮断薬に比べ弱いのですが、前立腺のない女性の排尿困難にも保険適用が認められています。


 健康保険が使えるというだけの気がするのですが・・・・・・・・・?


 皆さんのご意見があればお教えください。

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

0コメント

  • 1000 / 1000