泌尿器科の薬(その14)バップフォー™錠

本日紹介する薬は、バップフォー™錠です。


バップフォー™錠には別に2%細粒薬も販売されています。


比較的古い抗コリン薬ですので、膀胱への選択性が低いため、新しい抗コリン薬に比べ口喝や便秘、認知障害等の副作用は強めです。


バップフォー™錠

【有効成分】 プロピベリン塩酸塩


【製剤と薬価】  バップフォー™錠10  52.9円/錠    

         バップフォー™錠20     92.5円/錠

         バップフォー™細粒2%    120.5円/g


【ジェネリック薬と薬価】  塩酸プロピベリン錠10mg 20.6円/錠    

                    塩酸プロピベリン錠20mg  37.8円/錠  


★ジェネリック薬は最大手の沢井製薬のジェネリック薬の価格を記入しています。
 沢井製薬が販売していない場合は次に大きなメーカー製


【用法、用量】 1日1回 プロピペリン塩酸塩として20mgを経口投与します。

        最大用量 1日2回 40㎎


【薬効】  過活動性膀胱に伴う頻尿、尿失禁の治療


【副作用】  急性緑内障発作、尿閉など


【作用機序】 抗コリン薬


最後に

バップフォー™錠は比較的古い抗コリン薬ですので、膀胱活躍筋等への選択性では新しい薬にはかないません。 

しかし、副作用に注意して使えば、効果に関しては新しい薬に決して劣るものではありません。

  

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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