泌尿器科の薬(その15)エピプロスタット™配合錠

本日紹介する薬はエピプロスタット™配合錠です。


生薬成分(西洋ハーブ)が主体の前立腺肥大治療薬


エピプロスタット™配合錠

【有効成分】

オオウメガサソウエキス------- 1mg  

ハコヤナギエキス------------- 1mg  

セイヨウオキナグサエキス---- 1mg  

スギナエキス---------------- 3mg  

精製小麦胚芽油---------------- 30mg

1錠中に上記成分を含有しています。


【製剤と薬価】 エピプロスタット™配合錠 38.5円/錠


【ジェネリック薬と薬価】  ジェネリック薬は発売されていません。

★ジェネリック薬は最大手の沢井製薬のジェネリック薬の価格を記入しています。  沢井製薬が販売していない場合は次に大きなメーカー製


【用法、用量】 1回1錠 を1日3回服用する。


【薬効】  前立腺肥大に伴う排尿困難、残尿感、頻尿


【副作用】 食欲不振、腹痛、胃部不快感


【作用機序】 膀胱平滑筋の弛緩(ラット)、抗炎症作用、殺菌作用等


最後に

生薬成分が主体の前立腺肥大治療薬で、もともとドイツで1950年台より使われていた、非ホルモン療法剤です。


生薬は今風に言えば、西洋ハーブ(エキス)の配合剤で日本では1967年に輸入承認されています。


今、欧米で流行している自然治癒療法のさきがけのような薬ですね!

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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