一番売れている鎮痛剤イブプロフェンを含む錠剤(配合錠)

本日からイブプロフェンを含む市販薬の配合剤について解説していきます。


イブプロフェンを含む配合剤は全部で66銘柄発売されています。 一度にすべての紹介は無理なので


本日は


イブプロフェン+無水カフェイン+アリルイソプロピル尿素


の3種類からなる配合錠(全32品目)の一部を紹介していきます。


この組み合わせは最も代表的なものでイブプロフェンの鎮痛効果を最大限に引き出しますが、アリルイソプロピル尿素が眠気を誘うのが欠点です


アダムA™錠   (皇漢堂製薬)

【有効成分】

 イブプロフェン     150mg

無水カフェイン      80mg

アリルイソプロピル尿素  60mg   2錠中 

【製剤】

 フィルムコーティング錠

【用法用量】 

1回2錠 1日3回まで   (4時間以上空けて服用) 

【薬効】

 頭痛、生理痛、歯痛、咽喉痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛等 

【副作用】

 皮膚症状 (かゆみ、発疹等)、吐き気、食欲不振、めまい、動悸、息切れ、出血等 

【注意】

 アレルギー症状に注意して他の解熱薬、風邪薬等との併用は避け、車の運転は避ける


イブA™錠     (エスエス製薬)

【有効成分】

イブプロフェン     150mg 

無水カフェイン      80mg 

アリルイソプロピル尿素  60mg   2錠中 

以下同じ


イブA™錠EX   (エスエス製薬)

【有効成分】 

イブプロフェン     200mg 

無水カフェイン      80mg 

アリルイソプロピル尿素  60mg   2錠中 

【製剤】

 フィルムコーティング錠 

【用法用量】 

1回2錠 1日2回まで   (6時間以上空けて服用) 

以下同じ


イーナ™錠      (皇漢堂製薬)

【有効成分】

 イブプロフェン     150mg

 無水カフェイン      80mg 

アリルイソプロピル尿素  60mg   2錠中 

以下同じ


エクドランIB™錠      (東和製薬) 

【有効成分】 

イブプロフェン      150mg 

無水カフェイン       80mg 

アリルイソプロピル尿素   60mg  2錠中 

以下同じ


エミリーEV™錠        (興和)

【有効成分】

イブプロフェン       150mg

アリルイソプロピル尿素    60mg

無水カフェイン        80mg 1錠中

【製剤】

フィルムコーティング錠

【用法用量】

1回1錠 1日3回まで    (4時間以上空けて服用)

以下同じ


解熱鎮痛錠IP™        (ワキ製薬) 

【有効成分】 

イブプロフェン       150mg 

アリルイソプロピル尿素    60mg 

無水カフェイン        80mg 2錠中 

【製剤】 素錠 

【用法用量】 1回2錠 1日3回まで    (4時間以上空けて服用) 

以下同じ


新オムニンP™錠        (オール薬品工業) 

【有効成分】

 イブプロフェン       150mg 

アリルイソプロピル尿素    60mg

 無水カフェイン        80mg 2錠中 

【製剤】 フィルムコーティング錠 

【用法用量】 1回2錠 1日3回まで    (4時間以上空けて服用) 

以下同じ


スグナIB™錠        (東和製薬) 

【有効成分】 

イブプロフェン       150mg 

アリルイソプロピル尿素    60mg 

無水カフェイン        80mg 2錠中 

【製剤】 

フィルムコーティング錠 

【用法用量】

 1回2錠 1日3回まで    (4時間以上空けて服用) 

以下同じ


スパロミンエース™錠     (三宝製薬) 

【有効成分】 

イブプロフェン       150mg 

アリルイソプロピル尿素    60mg 

無水カフェイン        80mg 2錠中 

【製剤】 素錠 

【用法用量】 1回2錠 1日3回まで    (4時間以上空けて服用) 

以下同じ


最後に

イブプロフェンはWHOの必須医薬品リストに掲載されているいる薬であり、安全性、有効性とも高い評価をされている医薬品です。


子宮への分布が良いこと、第2類医薬品であることなどから最も販売額の多い鎮痛薬です。


そのため、本日紹介分はごく一部でまだまだ続きます。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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