今でもよく使われているアレロック™錠(オロパタジン)


抗アレルギー薬アレロック™錠ですが、まだOTC薬にスイッチされていません。  すでにジェネリック薬が発売されていますが、現在でも医療用医薬品としてよく使われています。


製剤としてはOD錠も顆粒剤も発売されていますが、今回はアレロック™錠だけを紹介します。

効能効果

成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみ

小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみ


用法、用量

成人:5mg/回  1日2回(朝、寝る前)

小児(7歳以上):5mg/回  1日2回(朝、寝る前)


作用機序

選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とします。  さらにロイコトリエン、トロンボキサン、PAF等の産生・遊離抑制をします。


副作用

眠気、ALT、AST上昇、倦怠感、白血球増多、吐き気


重大な副作用

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸


有効成分

オロパタジン塩酸塩


製剤 

アレロック™錠2.5mg 

アレロック™錠5mg


薬価

アレロック™錠2.5mg   33.7円/錠 

アレロック™錠5mg     42.8円/錠


オロパタジン塩酸塩錠2.5mg  「サワイ」 11.5円/錠

オロパタジン塩酸塩錠5mg 「サワイ」   14.5円/錠


最後に

ジェネリック薬の登場により、大きく売り上げを下げていますが医療用医薬品として、アレグラ™(フェキソフェナジン)とともに現在でもよく使われています。


花粉症のシーズンが近づいてくると徐々に多く処方されていきます。

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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