生活の質の低下(QOL)を招く高齢者の排尿障害の解説を簡単にしてみた


高齢者の排尿障害は、生活の質の低下(QOL)を招きます。

原因は畜尿障害と排出障害の2種類です


畜尿障害 (尿失禁・頻尿)

膀胱排尿筋の過活動

膀胱出口の抵抗減弱

尿道閉鎖圧低下


排出障害 (排尿困難)

膀胱排尿筋の収縮力低下

膀胱出口の抵抗増大


高齢者では、両方が同時に生じる場合が多いとされています



治療

①生活習慣の是正

便秘の改善です。直腸内に便が残り続けると、尿失禁や排尿困難の原因となるため、生活習慣を見直します。


②行動療法

排尿時間をあらかじめ設定し、その時間に排尿をしに行く習慣をつけ、その間隔を少しづつ伸ばす。

骨盤底筋体操をして尿道括約筋を鍛えます。(排尿トラブル改善.com 参照)


③薬物療法

過活動性膀胱や前立腺肥大症に対しては有効。

下痢や便秘の解消も有効


④手術療法

合併症のリスクを考慮して慎重に検討


   


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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