ドラマ化で話題の病院薬剤師の仕事も変わっていくよ
石原さとみ主演でドラマ化されると話題の病院薬剤師の物語、放送開始は延期されましたが、話題になりました。
令和2年度診療報酬の改定のメインの一つに医師の働きかた改革がありました。
大学病院などで働く医師の過酷な勤務実態の改善を目指したもので2024年までに段階的改善がされていきます。
すでに看護師や薬剤師などコメディカルへ役割りを分散する方向性が示されています。
病棟薬剤師に関しては
常勤薬剤師2人⇒常勤1人+非常勤数人
非常勤も週3日・24時間⇒週3日・22時間
DI室の常勤薬剤師の配置が必須ではなくなりました。
病棟薬剤業務実施加算1(一般、療養病棟) 週1回100点⇒120点
病棟薬剤業務実施加算2(救急、ICU) 1日 80点⇒100点
予定入院患者さんの受け入れ準備 200点⇒230点
入院患者の薬の吟味 変更して患者さんに指導 100点(新設)
通院抗がん剤治療患者さんの調剤薬局との連携加算 月1回 150点(新設)
退院時薬剤情報連携加算 60点(新設)
バイオシミラーの導入初期加算 150点(新設)
持続性抗精神病注射薬剤治療指導管理料 (月1回250点)
外来患者さんのみ⇒入院患者さんも(LAI普及促進)
多くの項目で病棟薬剤師に対して診療報酬が新設または使いやすくなりました。
令和2年度の診療報酬改定のみではどの程度医師の勤務実態が軽減されているのか不明ですが、ドラマ化の影響なのか病棟薬剤師のニーズが増加しているのは明確です。
今後調剤薬局薬剤師との連携などの動向に注目していく必要があると思われます。
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