コロナの検査体制の遅れについて   薬剤師として言いたいこと



日本は新型コロナ流行の初期にPCR検査を十分な人数分実施することができませんでした。


いち早くドライブスルー型の検査を始めた韓国に比較して先端技術水準が劣っていることが露呈してもなお


(韓国製検査キットが新型コロナから世界を救う日 NewsWeek 2020.4.14)


PCR検査数をむやみに増加させても医療崩壊を加速させるだけ・・・・・・


的な議論をして技術の遅れを助長させるだけでした。



台湾は昨年12月31日には武漢・台湾直行便の乗客に対し機内検疫を実施したり、中国からの団体旅行者の受け入れ禁止を行ったり、新型コロナ感染者を水際でせき止めてきました。



新規感染者がゼロになる日もでるなど、世界でもっとも効果的にコロナを抑え込んでいることで注目されています。



台湾大学化学部の徐承志准教授感染症は感染症数理モデルを用いて日本の「悲観的シナリオ」をFacebookなどで公開し



英雑誌『エコノミスト』にも紹介されました。


(台湾の研究者が日本の新型コロナ感染拡大を試算、5万人感染で「第2の湖北省になる」と警告 WEDGE Infinity 2020.4.19)



経済的側面が強調され始めて

ようやく日本でもPCR検査体制の充実が叫ばれていますが


現在日本はPCR検査キットの世界的不足、検体採取者の不足、技術の未熟さなどにより十分な検査体制が確立できているとは言えません。



すでに台湾・韓国・タイ・ベトナムなどアジアの周辺国はロックダウンの緩和等次のステージに入ろうとしています。

(【コロナ:世界の動きまとめ】台湾、韓国など。 アジアの国も続々と次のフェーズへと動き出す やまとごころ.JP 2020.05.01)



AIが将棋や囲碁のプロに勝ち、ビッグデータがあなたの欲しいものを教えてくれる時代です。


日本は東アジアの周辺国から、取り残され心配されているのです。



長期化が予想されている日本の新型コロナ対策ですが、経済的側面も考えた医療へと変化しなければならない歴史的な瞬間に我々は生きているのです。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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