コロナの流行で日本の医療機関はどうかわる?


病院

日本の病院のベッド数は他のOECD加盟国に比較して多いと言われてきました。


人口1000人当たりの病床数 日本13.8人、ドイツ8.2人、フランス6.9人、カナダ3.5人、英国3.4人、米国3.1人

( OECD Health Data 2010 Ver.Jun より)


特に急性期の病気のためのHDUやICUなどを含む遊休ベッド数の削減は急務とされてきました。


新型コロナの患者の受け入れですが、私立病院の場合院内感染が経営難へとつながる可能性があります。


公立病院の場合、経営難も税金によりカバーすることが可能で、特に急性期の患者用の空いているベッド数の確保の方針に進むと思われます。


診療所

高齢化に伴う新設ラッシュが予想されていましたが、新型コロナの流行により処方日数の長期化、遠隔診療の増加、患者さんが診療所の待合い室に行きたがらない等、外来患者数の減少が予想されます。


また、バスや電車を用いた長距離の移動を伴う大病院よりも自宅近くの診療所へとシフトしていくのではないかと思われます。


しかし、診療所の新設数は減少すると予想されます。


在宅

老人性痴呆など地域で見守るが厚労省の方針でした。

訪問看護、訪問介護等を使っている在宅の患者さんの場合、訪問者はどうしても3密を避けることが困難です。



したがって、施設在宅の充実へと変化していくのではと思われます。


最後に

新型コロナウィルス(ウィルスは熱に弱い)の蔓延は夏に収まるとの予想もあります。


しかし、怖いのは第2派です。


パンデミックで有名な1918年のスペイン風邪も山型の流行曲線だったそうです。

(不可避のパンデミック第2波に備えよ  日経メディカル)


暖かくなったからと油断すると次の冬にまた流行の山が来るかもしれません。

薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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