コロナ時代の薬剤師って?


かつて製薬業界には2010年問題というのがあり、世界中の製薬会社が生き残りをかけて合併を繰り返し巨大化していった時期がありました。(2010年問題 Wikipedeia参照)



理由はICH(International Congress of Harmonization)という医薬品登録基準を国際的に統一する試みがあり臨床試験は厳密になりました。(医薬品規制調和国際会議 Wikipedeia参照)



ダブルブラインド試験(二重盲検試験 Wikipedeia参照)は医師も患者さんも製薬会社の臨床試験担当者(開発スタッフ)もどちらが新薬でどちらがプラセボかは完全に秘密にされるようになりました。



ロット番号のみで識別可能なように厳密に製造管理され、一連の臨床試験の終了後行われるキーオープンという作業まで秘密は厳守されるようになりました。



その結果、臨床試験の途中で多くの新薬は消えてしてしまい、莫大な臨床試験のコスト増に耐えるため製薬会社は巨大化していきました。


なにが言いたいかというと



アメーバブログ版”薬の千夜一夜物語”に繰り返し書きましたが、薬は効果があると思って飲むと効果が強くでる、副作用が強いと思って飲むと副作用が強くでるのです。



ある薬剤師さんがブログに、下のように書いておられました。


「疑義照会をしたら医師に罵倒された、それでも私は間違いを指摘し続ける。」


なんとも勇ましい言葉です。。。。


テレビドラマに影響されただけかもしれません。。。。


しかし



専門分野の知識を振り回すだけの薬剤師はもう時代遅れです。 


そんなことAIがやってくれるようになるでしょう!



ピッキングも監査も一包化もどんどんロボット化されていくでしょう!



現在は薬剤師なら以上の業務は出来て普通、出来なければ使い物になりません。

でも  

これからの薬剤師は???



患者さんの微妙な感情に寄り添い、薬の効果を最大化し副作用を最小化するように患者さんに安心感と満足感を与える服薬指導をこころがけましょう!



患者数と診療報酬の減少が予想されるコロナ時代


薬剤師として働いて最も嬉しいのは患者さんの

「ありがとう」


の一言じゃないでしょうか?

患者さんとの心の交流を大切にし


AIやロボットには真似の出来ない薬剤師を目指しましょう!


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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