セルフヒール  自然治癒の名を持つ、漢方でも使われるダイエットハーブ(美容) 薬剤師が解説  


植物

ヨーロッパ、アジアで広く

薬用植物として栽培されています。


日本では『カゴソウ』

『ウツボグサ』とも呼ばれます。


6月~8月に開花し

紫色の花を咲かせます。


花言葉は

『優しくいやす』

『協調性』

です



歴史


止血作用や治癒促進作用が

あるとされ


塗り薬としてヨーロッパで

使われてきました。


日本でも


夏枯草(かごそう)とよばれ

漢方薬としてもその強い

利尿作用によるむくみとり効果が


利用されるとともに

強壮薬、胃腸薬としても

使われてきました。



成分

有効成分は花に含まれており

カゴソウは日本薬局方に

記載されている医療用医薬品です


主成分は

ブルネリン(ウルソール酸配糖体)

効果は消炎、利尿作用です。


その他


塩化カリウム 利尿・降圧作用

タンニン 抗菌・抗ウィルス作用

ウルソール酸 抗炎症・血糖抑制・美白効果

ルチン  抗炎症・降圧・抗酸化・抗ガン作用


数種の薬効成分を含みます



ダイエット


利尿作用がむくみとり効果、

消化促進作用を持ち消化管の

基礎代謝をあげて


ハーブティーとして楽しむと

ダイエット効果も

あるといわれています。


ただあまりおいしくはないです

(個人の感想ですが・・・・・・)

麦茶やハト麦茶とブレンドして飲む

のはいかがでしょうか?


またタンニンを含むので

飲みすぎると胃を荒らす可能性があります。


貧血気味で鉄剤を服用して

おられる方は、避けた方がよいです



ひとりごと


英名は『Self-Heal』

自然治癒って何だろう?


先端医学では患者さんに

医薬品を処方したり

手術したりします。


これらは対症療法

症状を改善はしますが

治すわけではありません


つまり


栄養を補給し

十分な休養をしなければ

病気は治りません。


本来人間の体には

病気を治す力が

備わっています。


これを

『自然治癒力』と

呼びます。


中世ヨーロッパにおいて

魔女狩りが行われたのは


当時、一般市民の識字率が上昇し

古代ギリシャやイスラムの

医学や天文学の知識を持った人々の増加に



危機感を持った領主たちが

キリスト教の教会を中心とした

魔女裁判を開いたそうです。



自然治癒力を強くする

伝統医学や天文学の知識を持つ人々を

白魔術師と呼び

キリストの使いの様に扱い



彼らのみを信じキリスト教を否定する

人々を異端者とみなし、全ての悪は

異端者の信じる黒魔術師の仕業とされました。


以上の様な背景なので


魔女狩りの名前で有名ですが

半数近くは男性で

魔法使い狩りが正しい呼び方?



かもしれません。







薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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