シベリアニンジン  忘れられていたハーブ、モスクワオリンピックで再注目!


植物

和名は『エゾウコギ』

ロシアのサハリン

中国の黒竜江省、吉林省にも

分布する


高さは2~3mに達し

薬用植物として

根皮を利用する


すでに紹介した

コウライニンジンや

アメリカニンジンとは


類似性はあるが異なる

植物で有効成分も異なる



歴史

米国ではシベリアニンジン

中国では刺五加と呼ばれ

北海道の一部に自生します。


中国では2000年もの間

気を高めるハーブとして用いて

きました。


日本ではアイヌが民間薬として

利用されてきましたが、

明治に入り北海道の開拓団は

エゾウコギを雑草として

徹底的に駆除しました。


1960年代旧ソ連の科学アカデミー

が薬用として研究し

1980年のモスクワオリンピックで

旧ソ連選手団が疲労回復等、選手強化に

利用して注目されました。


成分

エレウテロイドと呼ばれる

サポニンを含有し

コウライニンジンや

アメリカニンジンに含まれる

ジンノサイドとは異なる成分を

含有します。


ただストレスに対する

耐性を強くする

アダプトゲン作用は

コウライニンジンや

アメリカニンジンと同様に

有しています。


肉体的、精神的集中力を高め

スポーツ選手や宇宙飛行士の

訓練用に用いられてきました。


ダイエット


シベリアニンジンは

心身の疲労を取り除くほか

むくみをとる効果が強い

とされています


また消化管機能改善効果は

内臓機能を高め

基礎代謝をあげると

言われています。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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