ヤロウ 先史時代から傷薬として使われてきたハーブ、ダイエットのお供に!


植物


ヨーロッパ原産のキク科の多年草

高さ1mくらいに育ち

開花期は7~9月

白~ピンク色のかわいい

花を咲かせます。


ヤロウ(yarrow)の和名は

『セイヨウノコギリソウ』

語源は葉にたくさんのギザギザが

あるため


yarrowの語源はオランダ語

のyerwがなまったものと

言われます。


花言葉は

『戦い』

『勇敢』

『治癒』

など



主にその薬効に由来すると

思われます。


キク科アレルギーの人は

服用を控えてください



歴史


先史時代(3万5千年~

6万5千年前)の遺跡から

ネアンデルタール人の人骨と一緒に

大量の花粉が発見


学名(Achillea)はギリシャ神話の

英雄アキレスが師匠ケンタウロス

に教わり部下たちの治療に用いた

事が由来しているそうです。


『兵士の傷薬』とも呼ばれる

ヤロウは南北戦争(1861~1865)

の際、銃弾や砲弾による

傷の手当てに野生のヤロウ

をすりつぶして傷口に

あてがって使用されました。



成分


プロアズレン酸、イソ吉草酸、

サリチル酸、アスパラギン、 

ステロール、フラボノイド、

タンニン、タマリン

等を含みます。


収れん、発汗作用、

末梢血管拡張、 消化促進、

月経に関する器官の回復、

解熱 、抗炎症作用、

抗アレルギー作用、 

抗けいれん作用

等があるといわれています。





ダイエット


何度も書いていますが

ダイエットに取り組むのは

人類にとって歴史上

初めての経験です。


歴史の欄にも書いたように

5万年以上前の遺跡からも

傷の治療に用いられてきた

ヤロウは約150年前の

南北戦争時まで実際に使われて

いました。


世界初の合成の医薬品

アスピリンの誕生は1899年

南北戦争より後のこと


ちなみにジャガイモ飢饉と

呼ばれるジャガイモ疫病の流行

(1845-1849)による飢饉は

ヨーロッパ全土に広がりました。


つまり約170年前には

ヨーロッパでも食糧難で大量の

人間が亡くなっているのです。


人間も動物です。

人間の体は食料不足時に

生命を維持するように5万年かけて進化

してきました。


ダイエットをしていて

最も苦しいのは停滞期です。


エネルギー摂取量<エネルギー消費量

を苦しいながら維持し体重が減少

していても


この状態が続くと体がエネルギー

消費量を減らしてしまいます。


もっともダイエットがつらい

時期ですね。


いろいろな方法がありますが


最も大事なことは

心が折れないことです。


さて

本題に戻して


ヤロウをハーブティーと

して飲む効果ですが


肌トラブルを改善する

血液を浄化する(デトックス)

生理不順などの

女性の体調を整える

発汗・利尿作用を持つ

消化管のトラブルを改善する


など


多くの機能が停滞期の

あなたのダイエットの

継続を助けてくれるのでは

ないでしょうか


5万年かけて進化してきた

体をだましてまで継続する

必要のある現代人のダイエット


プラスアルファの美容効果を

期待してハーブティーを習慣にして

みてはどうでしょう!


ちなみに単独での味は個人的には

好みではないので

ブレンドして楽しむのを

おすすめします。


薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ヨーロッパでは漢方薬のようにハーブを処方箋薬として使います。 インドにはアーユルベーダを利用した医学があります。 日本の漢方医学は中医学とは異なり西洋医学の考え方を織り込んだ漢方薬です

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