マシュマロウ 薬用として有名なハーブをダイエットのお供に!
植物
ヨーロッパ~西アジア原産で
薬用、観賞用の多年草ハーブで
和名は『ビロードアオイ』
です。
英名は『marshmallow』で
お菓子のマシュマロと
同じスペルです。
ちなみに英語の語源は
marsh(沼地)mallow
(アサイ科の花)の意味で沼に
咲く花を意味するそうです
開花期は7~8月
ビロードアオイの和名も
うなずける綺麗な
薄桃色の花を咲かせます
歴史
現在のマシュマロはゼラチンを
用いて固化していますが
当初はマシュマロウの粘性の
デンプンが使われていたそうです。
学名(Althaea officinalis)の
Althaeaの語源はラテン語で
病気を癒すの意味
古代ギリシャやローマ時代から
薬用として使われてきたことを
示しています。
マシュマロウは花、葉、根まで
すべての部位が薬用、料理用、
観賞用に利用されるため
イタリアでは働き者の
明るい女性を
【マシュマロのような人】
と呼ぶそうです
成分
抗菌・殺菌・鎮静・消炎作用等
の効果を期待して
スキンケア用品などに精油成分
が配合されています。
また
マシュマロウの根に多く含まれる
多糖類(アラビノガラクタン)は
消化器系、呼吸器系、泌尿器系の
炎症をやわらげるとされています。
またタンニンは気道粘膜を
修復して初期の風邪に
効果を示すそうで
ハーブキャンディーには
マシュマロウエキスが配合された
ものが市販されています。
ダイエット
メッカ(サウジアラビア)にある
ウンム・アルークラーク大学の
Sameh S. Zaghlool等は
マシュマロの根の抽出物が
炎症を起こした消化管粘膜に
対して修復作用を持つことを
ファモチジン(ガスター™)
と比較した実験(ラット)結果で
示しています。
(Sameh S. Zaghlool et.al. J.Pharm.Biosci. 3(4) 48-57 2015)
また
ホラマバード(イラン)にある
ロレスタン医科大学の
Maryam Rezaei等は
マシュマロウの抽出物が
抗菌作用を持つ利尿剤として
腎臓や膀胱を浄化する
作用があることを
動物実験(ラット)ですが
報告しています。
(Maryam Rezaei et.al. Avicenna J Phytomed. 5(2): 105–112. 2015)
これら、デトックスを助け
消化管を正常化する作用は
基礎代謝をたかめ
ダイエットを助けると考えられています。
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