エキナセア コロンブスより前にインディアン達に愛されていたハーブ
エキナセアについては過去に2度紹介しました。
エキナセアとは?
【学名】Echinacea purpurea
【分類】キク科ムラサキバレンギク属
【種類】多年草
【原産地】北アメリカ
【薬用部位】地上部分
いつ頃からハーブとして、、、
1870年代に、アメリカの町医者が、先住民たちからエキナセアの効能について学び、治療薬として利用し始めたことをきっかけに、アメリカでエキナセアに対する注目が高まりました。
その後ドイツを中心に研究が進みエキナセアが免疫機能を高め、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防・治療に役立つことが明らかになりました。
一般的な使われ方として
エキナセアは伝統生薬製剤の欧州指令に従い医薬品として用いられています。
エキナセアに含まれる多糖類や糖たんぱく質、フラボノイドには、免疫機能を高める働きがあります。
免疫機能とは、体内に入ってきた病原菌やウイルスから体を守るための仕組みであり、生物の体に本来備わっているものです。
近年では、、
Sachin A Shah等(USA)はエキナセアサプリメントの使用により風邪の発症リスクが50%以上低下し、風邪の期間が1日半短縮されるとの研究報告もあります。
(Sachin A Shah et.al. Lancet Infect Dis
. 2007 Jul;7(7):473-80)
肥満解消には?
むくみを改善する効果が体内の水分バランスを改善して老廃物を排出し、血の流れを良くして体内の基礎代謝を改善します。
免疫を強くする作用は体のバランスを整え体調を良くして、ビタミンやミネラルの補充を促し心身のバランスを整え、ダイエットの大敵ストレスから体を守り体重を抑えてくれます。
その他、血糖値を下げるなども報告され、、、
Shiow-Ying Chiou(台湾)等は試験管内での実験ですが、αーグルコシダーゼ活性を示し、血糖値を下げる可能性と、ACE阻害作用が血圧降下作用を持つことを報告しています。
また強い抗酸化作用は抗老化に寄与すると論じています。
(Shiow-Ying Chiouet.al. J Med Food
. 2017 Feb;20(2):171-179).
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